京都市では、平成27年3月に策定した「ともに考え・学び・行動する 消費生活プラン(京都市消費者教育推進計画)」に基づき、年齢階層やライフスタイルに応じて、京都ならではの消費者教育を推進しています。
その一環として、中学校で消費者教育を実施する際に活用していただけるよう、実生活に即した場面で実践的・体験的に学べる消費者教育教材「消費者市民※の育成を目指して」を作成しましたので、お知らせします。
この教材は、市内の中学校向けに消費者教育教材として貸出しをします。
※消費者市民
自分のことだけでなく、周りの人や社会、地球環境のことも考えて行動する消費者のこと。
教材の内容
(1)「Tシャツを選ぼう! ~消費行動における意思決定プロセスを学ぶ~」
「購入目的に合ったTシャツを買う」という場面を想定し、いろいろな情報をもとに、4種類のTシャツから1つのTシャツを選ぶ体験をすることで、自分の消費の仕方について考えます。
(2)「自転車事故から考えよう! ~消費行動による社会参画を学ぶ~」
自転車で事故にあうというストーリーの「すごろく」をプレイしながら、消費者の基本的な権利と責任について学習します。自分の消費行動を社会と環境との関わりから見直し、自分でできることを考えます。
教材の特徴
(1)自分が実際に消費行動をする場面を具体的にイメージでき、実感できる消費者教育教材
(2)ICT(プレゼンテーション)を活用し、授業展開の効率化
(3)学習班を4~5人の少人数に設定し、情報カード等のセットを各班に用意
(4)意見交換を重視し、多様な考えに気付かせる学習場面を設定
(5)考え方の移りかわりを読み取れるような生徒用ワークシートを作成
(6)教員用のアジェンダを添付
作成数
各12セット
その他
この教材は、当センターから消費者教育教材として貸出しをするほか、京都市総合教育センターにも貸出用教材として備え、中学校等の先生方に御利用いただきます。