京都には、「もったいない」に代表される始末の文化や伝統の中で培われた食文化、さらには、門掃きや打ち水など、合理的で環境への優しさを秘めた生活文化が息づいています。こうした生活文化を未来に継承、発展させるためには、消費者一人ひとりが、それぞれの個性を発揮しつつも、京都に暮らす消費者としての誇りや美学について考え、自ら行動することが必要です。
この度、京都市では、市民の皆様に京都に暮らす消費者として、本当の豊かさとは何か、自らの生活について今一度考えてもらう契機となるよう、消費生活冊子「いっせいのぉで〜京都から始めよう 未来へつなぐ消費生活!〜」を作成しましたので、お知らせします。
1 内容
(1) 京のくらし
ア 京の「衣」文化について
特定非営利活動法人 京都古布保存会理事長 似内 惠子 氏
イ 京の「食」文化について
京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授 大谷貴美子 氏
ウ 京の「住」文化について
特定非営利活動法人 京町家再生研究会理事・事務局長 小島冨佐江 氏
(2) 『座談会』〜外国人から見た「京都(日本)の生活文化」について〜
(3) 暮らしのアイデア
市民から応募があった作品や小・中学生から募集した消費者標語の入選作品を掲載。
(4) 京都から始める未来へつなぐ消費生活
京都の伝統的な生活習慣・文化の普及、継承に向けた京都市の取組事例を掲載。
2 仕様・発行部数
A4判30ページ・カラー
40,000部
3 配布方法
3月12日(月曜日)から市役所本庁舎案内所、区役所・支所まちづくり推進課、市立図書館など、本市関係施設等で無料配布します。
4 問合せ先
文化市民局市民生活部消費生活総合センター
電話 366-2250 FAX 366-2259